Wednesday, May 15, 2019

菜の花畑と美味し〜いパブランチ ウォーク

 延々と続く菜の花畑のあとは 地元の食材を使った料理で
数々の賞をとってるパブでランチ。 目にお腹に大満足のウォーキング



ウォークの始まりは東ヨークシャーのNorth Newbald
人口800人ほどの小さな村

村の中心にはGrade Iでリストされている ノルマン様式の教会があります。


1104年築 ノルマン建築の典型的なアーチ
東ヨークシャーで一番美しい教会と呼ばれています。


村の外れから麦畑に沿って登り




サンザシ/ Hawthorn も真っ盛り


あんまりお天気がいいので羊たちも日陰で避難、、、
早く毛を刈ってもらわないと かなり暑そう、、、。




写真では伝えきれない、、、とにかく一面真っ黄色!


菜の花を歩いて Sanctonの村へ
今回のウォークの目的の一つは ヨークシャーのガストロパブの1つ
で食べれる ヨークシャーランチ


ヨークシャーランチはローカルの食材を使ってあるランチセット
2コース £17.95
3コース  £19.95
と とってもリーズナブル


前菜 地元の燻製たらの入ったケジャリーとトムの半熟卵
コリアンダーとねぎ

ケジャリーのアランチーニ版!これ 美味しい


やわらか〜い子羊にクリーミーなマッシュドポテト
これも地元のロースト人参に 小さなパスティには
えんどう豆とミントのペーストが入ってる



ダークチョコとハニコームのティフィン
ジンジャーアイスクリーム添え

一つ一つとっても丁寧に作ってある、大満足

お腹いっぱいになったところで North Newbaldまで
あと6kmのウォーク
ひたすら平らなので楽チンだけど 結構長く感じたのはランチに飲んだ
ワインのせいかなあ、、、、。


とってもフレンドリーな馬
みんな寄ってくるんだけど いまいち怖いんだなあ、、、


この牛たちの間を歩くのは結構緊張、、、ブルもいるし、、、
子連れの雌牛もいっぱいだし、、、

North Newbaldから15KMの サーキュラーウォーク
楽しかったあ

Monday, April 15, 2019

Constable Country Walk




この写真の風景 見覚えありますか?

では こちらの絵は? ロンドンの国立美術館にある絵です。



随分木の生え方が変わってますが 川と画面左のおうちはそのまま、、
絵の題名は The Hey Wain/ 乾草車”
作者は ジョン カンスタブル

今回ウォークは カンスタブル カントリー ウォーク
19世紀のイギリスを代表する画家の足跡を巡るウォークです


地図の詳細はここをクリック



ウォークの出発はDedhamの村
ここはエセックス州とサフォーク州の境界線上にあって
ストウ川を渡るとサフォークに入ります。
川の側の駐車場に車を止めて いざ出発
Dedhamまでロンドン中心から1時間半ちょっと

駐車場の向かいにあるのはDedham Mill
もともとはジョン カンスタブルの父親が持っていた
水車小屋のあった場所ですが 今残ってるのは名前だけ、新しい
マンションが立っています。

ジョンの父親は裕福な製粉業者で
Dedham Mill を手に入れる前は これから訪れるFlatford にも
製粉のための水車小屋を持っていました





 この絵は Dedham Lock and Mill という
カンスタブルの油絵のスケッチ
水車小屋と閘門に 真ん中には今もそのままの
Dedham Parish Church が見えます。


橋を渡って右にフットパスのサイン
ストウ川沿いにFlatfordの村まで 歩きます




The National Trust の管轄です



カンスタブルの絵になりそう?



Blackthorn /スピノサスモモ 花盛り
秋には黒いベリー(sloe/スロー)がなってジンの香りづけに
使われます。(スロージン)



ハリーポッターに出てきそうな 柳の木


橋を渡ってFlatfordの村に到着





ここにはナショナルトラストのカフェ、お店、トイレと
ジョン カンスタブルに関する資料館もあります。



資料館の地図
カンスタブルの作品と描いたスポットと示す地図
歩いて5分のところが 有名な The Hey Wain スポット



カンスタブルのThe Hey Wainは イギリスではカレンダーとして
複製されたり、チョコレートやクッキーの缶に使われたり
イギリス人にはとっても馴染みのある絵の一つです。




ここからまた 少し足を伸ばして 
カンスタブルが幼少期を過ごした村East Bergholtまで歩きます



高台からDedhamの教会が見えます





East Bergholt
小さな村のわりには 随分大きな教会
15−16世紀にかけて 建てられた The Church of St Mary the Virgin

敷地の中に 面白い物を見つけました



The Bell Cage 鐘の檻!?!


この教会 建て始めたはいいものの ベルタワーを立てる前に
資金がなくなってしましい 工事が中断。
ベルタワーに設置すべく作らせた5つの鐘を仮の小屋を作って
鳴らせるように1531年 Bell Cageが作られました。

結局 いつまでたってもタワーが立つことはなく
ベルもそのまま、、、、イギリスらしい話、、、、。



ジョン カンスタブルの家は壊され 今は新しいレンガの一軒家が立ってます。
敷地を囲む柵にプレートがあります。

日本ではターナーほど知られてないようですが
同じ時期に活躍した画家で フランスの印象派にもとても影響を与えています。

彼が生きていた時はイギリスよりフランスでの人気が高く
パリの画廊のオーナーから”そんな島国でくすぶってないで大陸に出るべきだ”
と勧められたそうです。

彼の答えは ”知らない大陸で金持ちになるより 大好きな
イギリスで貧乏でいるほうが良い”、、、、、

彼の絵の雲の描写は素晴らしいものがあります。
彼の描く空はまさに変わりやすいお天気のイギリスの空。
大陸のそれとは違うイギリス特有の雲です。
きっと 彼はそれが描きたかったんだろうなあ、、、。


Saturday, March 23, 2019

Ilkley to Bolton Abbey 子羊の季節!


ちょっとお洒落なIlkleyの街からBolton Abbeyまで The Dales Way
の一部を歩きました。今年初の子羊達に出会って 春を実感!






今回のウォークは西ヨークシャーのIlkleyから 湖水地方のBowness
までを結ぶ約130kmのフットパス The Dales Wayのほんの一部


まずはIlkley のお菓子屋さんでヨークシャー名物のカードタルト/Curd Tartを購入。
途中のエネルギー補給のために!
Curd はミルに酵素を加えてできた凝固物でチーズの原料になります。
ちょっとチーズケーキみたいな カスタードタルトみたいな、、、そんな味
カロリーはしっかりありそ、、、


主にワーフ川沿いのフットパスを歩きます


途中Addinghamの街でSt Peter's Churchに寄り道
もともとはノルマン時代にも教会があり一部残っていますが
今の教会は15世紀の建物です

水仙いっぱいのグレイブヤードでした


これは教会の中の聖歌隊席の椅子ですが
やはりヨークシャーで有名なThomson of Kilburnの制作。
この会社はもともと20世紀のはじめRobert Thompsonがはじめた物で
会社のトレードマークに小さなネズミが彫ってあるんです。

今でも会社は続いていて(リンクします)ダイニングテーブルなども
作ってもらえます。


やっぱり 春ですね、、、毎年の事ながらかわい〜


たどり着いた Bolton Abbey
ヘンリー8世が行った修道院解体で廃墟となった12世紀の修道院。
修道院のスケールはかなりのもので 当時修道院がどれだけ力をもっていたのかが
伺われます。今はデボンシャー公爵によって管理されています。


ここから折り返しで同じフットパスを戻るのですが
方向が違うと景色もまた違うもので
新しい発見を楽しめます。



The Dales Wayの入り口にあった石のベンチ。
”(このベンチは)The Dales Wayを歩く人達のためのものです”って
書いてあります。行きも通ったのに気づかなかったけど
帰りは疲れ果てて つい座り込みました。
約20kmちょいのウォークです。