4月ももう終わり、、、、今年の4月は例年よりうんと寒い気がしてたけど
突然妙に暖かい週末があったせいか 庭の花もいつもより早々咲き始めてるような気がしてます。犬のお散歩に行く近所の森もブルーベルが咲き、新聞にも”イギリス
ベスト10 ブルーベル名所” なんて出てくると 行かなきゃ!と思い立ち
やってきたのがNational Trust 所有のAshridge Estate
Ashridge EstateはLondonの中心から50k弱 北西ハートフォードシャーに
位置しています。National Trustが所有する一番大きな森があり
イングランドの中でも落葉樹の森としては特に大きな森の一つ、
森の中には50kにおよぶfootpaths bridleways(乗馬専用の道)が通っています。
歴史を振り返れば サクソン時代から中世までは放牧、農作地、貴族が修道院を
創設、ヘンリー8世の修道院解体で屋敷、土地は王家のものに、後に貴族が購入し、
色々な貴族の手に渡り 19世紀後半から海外からの安い農作物が輸入され
農業からの利益は上がらなくなり 20世紀始めの相続税の増加によって
残された家族は土地を売らなければならなくなる、、、という
イギリスお決まりのパターン
20世紀初頭に売却された土地はゴルフコースになり、新しい住宅地も開発され
広大な森もすべて新興住宅地と化してしまう事を懸念した政府が
国民に寄付をアピール。集まった資金で1700エーカーの土地をNational Trustが
購入して今にいたっています。
建物はVisitor Centre
Shop、 Toilet、 Cafeがあります。
普段は駐車場も無料、入場料なしですが ブルーベルの咲くバンクホリデーの今週末は
小額の入場料がいるようです。Bluebell Walkのリーフレットも用意されています。
2コースのウォークはここから左右に1つづつ。
Visitor Centreのそばにそびえるこの塔は Ashridge Estateの所有者の
一人であった3代目Bridgewater公爵(1736-1803)を記念碑。
事実上イングランド初の運河とも呼ばれるBridgewater Canalの創設者。
私が使いこなせないi phoneカメラでは とても伝えきれない美しさ、、。
ブルーベルの青と新緑のコントラスト、、。これを見ながら持参のサンドイッチ
とコーヒーを楽しむ 何という幸せなひととき、、プラス、誰もいないー。
ちなみにここで咲いてるのはイングリッシュ ブルーベル
花弁の先端だけがくるっとカールしていて青の色も濃く香りが強い
こっちがスパニッシュ ブルーベル
私の家の近くの森に咲いてるのはこの外来種、白やピンク版もある。
花茎が湾曲せず直立する。花が花茎の両側から釣り下がる。
花がイングリッシュ・ブルーベルよりも広く開いてベル型。
側面が平行な長いチューブ型はない。葯が、少なくとも未熟なうちは、白やクリーム色ではなくて濃い青または薄い青。
葉の幅がイングリッシュ・ブルーベルよりも広い。香りが弱い、あるいはあまり香りが良くない、、というのが特徴だそうで 外来種は強い、どんどん繁殖をつづけているそう。
この森は古く 王様達や貴族がシカ狩りを楽しんだ場所でもあります。
この写真はショップのポストカードになってたのをお借りしたものですが
ウォーくの最中、あれ 今通ったの狐?いぬ?でも 飼い主何処にもいない、、、
と思って見てたら 子鹿でした。この写真よりもっと若い、、。
ぴょんぴょん跳ねながら見えなくなりました。
お母さん鹿はあたりには見当たらず、、迷子じゃなきゃよいけど、、、。
というわけで まさにブルーベルの絨毯満喫のウォーキング
是非 お出かけください。
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