Leeds市民の憩いの場
イングランドの丁度真ん中 リーズの街に滞在中。お天気予報がイマイチだったので 近場でお出かけという事になりやってきたTemple Newsam
リーズの街中から車で20分弱程度の距離です。
もと貴族のお屋敷にちょっとした公園ぐらいに思ってやってきたら とんでもない!
広い!!! 奇麗!!! というわけでアイスクリーム片手に歩き始め 結局2時間半以上のお散歩となりました。天気予報も外れて最高の天気、またまた しっかり陽に焼けました。良いお天気が続くと日本からいらっしゃってるお客様から ”こんな良い天気が続くのって珍しいんですか?”という質問をよく受けます、、。確かにイギリスのイメージは雨、霧の世界、、、。まあ 地中海のお天気ではありませんが そんなに捨てたもんでもないんですよ、、、。
先ずは広大な敷地とお屋敷 は16世紀にThomas Lord Darcy という貴族がお屋敷を建てたところから始まります。ところがこのThomasはヘンリー8世によって反逆罪で処刑され 彼のお屋敷、土地は総て王家の物になるのです(よくある話!)。全国に沢山のお屋敷を持っていたヘンリー8世はTemple Newsamのお屋敷を お気に入りの姪っ子 Margaret Countess of Lennoxに結婚のお祝いとしてプレゼントします。そして彼女がここで生んだ長男が Henry Lord Darnley, 後にMary Queen of Scots の2番目の夫になるという、、、由緒正しいお屋敷な訳です。その後 Mary Queen of Scotsが処刑されて またまたイングランド王家の持ち物になり、、17世紀からはお屋敷を購入したIngram家が代々受け継いでいく事となります。20世紀始め莫大な維持費、相続税などの問題解決のため 多くのイングランドの貴族達は屋敷を売り払ったり、保護団体に寄付したり、屋敷を解放して維持費のために収入を得たりするようになりますがIngram家もまさにその通り、、、1922年 1500エーカーに及ぶ敷地の917エーカーとお屋敷を£35,000でリーズ市に売却します。
というわけで 現在この素晴らしく管理されたパークランドは市民の憩いの場として無料で楽しめるようになっています。お屋敷入場は有料、オーディオガイド付きで調度品、絵画、テキスタイルのコレクション等が楽しめます。また敷地内には農場もあり( こちらも有料 )ヤギ、羊、牛、豚、鶏、アヒルをみて周り、昔の農耕に使われた脱穀機、トラクター等もあって 子供達に大人気。
お屋敷の脇にある庭園には 金ぐさりLaburnumがまさにシーズン
続く続くツツジ Rhododendron
この中には雄牛がいますよっていう表示、、、あんまり近づきたくない、、。
頑張って丘を登るとAvenue にたどり着きます。この一本道はお屋敷の窓からまっすぐ眺められます。
敷地内にはバラ園もあって 温室もあり ブーゲンビリア、エキゾチックな植物も一杯ありました。
思いがけなく楽しめたTemple Newsam
お天気が良かったのでピクニックを楽しむ家族連れ、小学生の遠足と地元の人たちにフル活用されているような場所でした。
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