くまのプーさんの世界を歩く
世界で最も有名なクマさん “クマのプーさん”は1926年 A.A.MILNEが書いた
Winnie-The-Pooh という絵本によって 世の中にデビューしました。
私がプーに出会ったのは 幼稚園の頃、親戚の家でなんとなく手に取った一冊の本を開いた時です。
本を開くと突然表れた 最初の見開きの可愛いイラストの地図。ものすごい衝撃でずっと頭の中にとどまりました。これが実は実際に存在する場所で それも私が暮らす事になるイギリスだなんて 何かの縁があったのかも。
お供の愛犬 ボニー
ゆったりした坂道を登ると すぐ到着するのが背の高い松の木が立ち並ぶ高台。海抜204mの開けた素晴らしい眺め。主人公クリストファーロビンがEnchanted Place(魔法にかけられた場所)と呼んでいる所です。
松の木を数えるとあるときは63本、あるときは64本 それでそんな名前になりました。
この眺めを味わいながら持参のサンドイッチもまた格別に美味しい
細い小道を降りていくと プーとピグレットがヘファランプを生け捕りにするために掘った大きな穴
250mほど歩くとまた開けた場所に。
ここにはA A MILNE とイラストレーターのE H SHEPARDの記念碑があります。
カンガルーの赤ちゃんルーがジャンプの練習をする 砂場。
B2026を横切り お話のフクロウが住む100Acre Woodに入ります。
乗馬用の道を通り丘を越えると小川に橋が架かっています。
小川を見つけるなり飛び込んだボニー。でも自力で上がれなくなって助けが必要でした。ボニーは 今年で13才のおばあちゃんです。
North Pole (北極)探検に出かけたクリストファー ロビンと仲間達が谷間に降りていった際、 ルーが落っこちた小川。プーが見つけた長い木の枝で(これがNorth Pole ( 柱/棒) )でルーを助けます。
この奥がくらーい性格のろば、イーオーがすむ湿地
辺り一面 黄色い花を付けているのはゴース(Gorse) ハリエニシダ。トゲトゲが沢山あります。
プーもこのトゲトゲにさんざんやられています。
ぐるっと一周1時間半から2時間のウォーク。最高のお天気に恵まれました。
駐車場にもどったら 次は車で5分ほど北側の駐車場へ移動。
その名も Poohsticks Bridge Carpark
駐車場から10分ほど 白樺やブナの森林の間のなだらかな坂道を降りていきます。
そこにあるのがかの有名なプー棒投げ橋。Poohsticks Bridge
今から100年以上前 伐採した木材を運ぶためにPosingford Bridgeという橋が架かりました。A A MILNE が息子のクリストファー ロビンと 一緒に川に棒切れを落として どっちの棒が橋の反対側に先に現れるかを競争するゲームをして遊んだ場所、お話の中ではプーが考えだしたゲームPoohsticks を楽しむ橋です。
1979年 老朽化の進んだ橋を再建した際 Poohsticks Bridgeに改名されました。
現在の橋は 1999年に再建された3番目の橋、建造費は主にディズ二—からの寄付によって完成したそうです。
皆んな 童心にかえって真剣勝負。
毎年世界プー棒投げ選手権 World Poohsticks Campionships なるものがテムズ川で行われているそうです。
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