Princess Walk
今回のウォークは番外編。
無料で歩けるパブリックフットパスではなく7代目ソールズベリー侯爵の森、 お庭のウォーク。入場料が必要です!
下の写真はお屋敷の外観 Hatfield House
Hatfield House はロンドンのすぐ北側 Hertfordshireにあり ロンドン中心から車で約1時間。
今の建物は1611年 初代ソールズベリー伯爵 ロバートセシルが建てたもので
ずっと セシル一家のお屋敷として現在も使われています。42エーカーの土地の中にこの建物が建っています。
でも 時代をさかのぼれば ここには元々1497年に建てられたイーリー主教のお屋敷がありました。(今でも一部が残っています)彼のお屋敷は宗教改革時代にヘンリー8世に押収され土地、建物は英国王家のものとなり ヘンリー8世の子供達が暮らした場所でもあったのです。特に関わりの深いのが エリザベス1世 ヘンリー8世の2番目の王妃 アン ブリンの間に出来た後の女王様です。
これは お屋敷内に掛けてある エリザベスの有名な ”虹の肖像画”女王が手にしているのが虹でその上にはラテン語でNon Sine Sole Iristと書かれています。
これは 太陽無しには虹はできない という意味で 虹は平和の象徴であり 太陽が女王様。この素晴らしい女王様なしではこの英国の平和、繁栄はあり得ないのだという プロパガンダです。お屋敷は典型的 Jacobeanスタイル
さて本題のウォーキングはPark Walksという特別のレーフレットがあって3つのコースに分かれています。
よくばって一番ながいRed Walk 、、約5.2km表示にそって進むと森の入り口に2本の樹齢500年を超える樫の木
パークの中には沢山の古い樫の木が残っており Vereran Trees の特別のレーフレットも用意されています。
しばらく森の中を歩くと出てくるのがこの景色。16エーカーのBroadwater湖。River Leeにダムをつくり 出来上がった湖の橋には今では使われなくなった水車も残っています。
樹齢700年を超える樫の木もあります。
中でも一番有名な樫の木は、、、
この樫の木は今の女王様エリザベス2世が30年前に植えたものですが 元々ここには樹齢500年を超える樫の木がありました。16世紀の女王様エリザベス1世の時代にすでにあった樫の木です。エリザベス1世のプリンセス時代はとても複雑な状況です。なにせお母さんアンブリンはロンドン塔で処刑されていますし、周りの勢力争いに巻き込まれ無実の罪で その時王位に就いていた母親の違う姉メアリーによって ロンドン塔に2ヶ月間投獄されてもいます。その後エリザベスが戻ってきたのがHatfield Palace。殆ど軟禁状態で暮らしていた時 1558年この樫の木の下で 姉メアリー女王の死を知らされたと言われています。そしてエリザベスは王位をついで女王様になった訳です。
ギフトショップもカフェも充実。
悩めるプリンセス エリザベスを思いながら、、、プリンセスに生まれてこなくて良かったあ、、、。
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