Monday, October 6, 2025

秋のヨークシャーデール

 


英国北部に被害をもたらした 雨、強風の Storm Amy も過ぎ去り

週明けから良いお天気が続きそうです

というわけで 今回のウォークは ヨークシャーデールでもよく知られた観光地

Pateley Bridge から 7.5km のサーキュラーウォーク


ウォークの始まりは Pateley Bridge から Glasshouses の村まで

River Nidd 沿いの小道を歩きます





Glasshouses は昔からガラスが作られていた場所ということでついた地名。

近くの Fountain Abbey のガラスはここで作られ 16世紀以降は亜麻や麻を使って

ロープが作られたそう。イギリスの大造船会社 Star Line はここからロープを仕入れていた

ということで あのタイタニック号で使われたロープはGlasshouses産!






Glasshouses からは林の中をひたすら登り

途中には池もあり 待ち構えているのは 広大なヨークシャーデールの景観






丘を登りきったら どこまでも続くヒースの Moor

風が強いー

しばらくMoor land が続きます

Moor Land を抜けて 



なだらかな草原へ出てくると 前方 通り道に 牛、、、


あの茶色は Bull 雄牛だなあ、、、ちょうどゲートのところの黒いのが3頭いるし、、

統計によると 英国では牛に襲われて(特に雄牛、子牛を連れた母親牛)年に80人ほどが怪我をし 5人ほどが亡くなっているのですよ



ドキドキしながら無事通り過ぎたところで 腹ごしらえ


通り道 Bewerley の村にある 15世紀のGrange Chapel を覗いて もうすぐ終点



Saturday, October 4, 2025

Kettlewell - Arncliffe- Hawkswick



 10月に入りすっかり秋の気配の英国
ちょっとお天気が心配ながらも 久々のヨークシャーデール丘登り
Upper Wharfedale の小さな村 Kettlewellから10kmのサーキュラーウォークです


Kettlewell はアングロサクソンの地名で湧き水、小川の意味
人口320人ほど


Footpathの入り口
ここから丘を越えてArncliffeまで歩きます


丘のてっぺん Stone wall を登り超えるStile
小さなドアがついたタイプです


丘の反対側はヒースでいっぱい
残念ながらもう花は終わってるけど 来年是非また来よう!
8月中頃からは一面ピンク色の絨毯を敷き詰めたようになります



Arncliffe の村が見えて来ました
これから村まで 結構急な下り坂


岩、石ゴロゴロのフットパス


ちょっとした森を抜けるとまた草原、前方にArncliffe の村


村の教会 St Oswald's Church の墓地
色々の形の自然の岩を使った暮石


ここから 次の村 Hawkswick までは River Skirfare をのんびり歩きます
Hawkswick からまた丘登りなので 川沿いで腹ごしらえ


ほんとはおにぎりが良いけど、、、
クラッカーにチェダーチーズとりんご



 Hawkswick からはなだらかの登り道


このStonewall を越えたら Kettlewell まで下り坂

久々の丘登りにちょっと息切れ
でも気持ちの良い10kmウォークでした

Saturday, January 11, 2025

King Charles III England Coast Path - North East

 



2025年 明けましておめでとうございます。

今年のフットパスウォーキングの第一弾はヨークシャーの北東海岸沿い、
フットパスの名前はその名も King Charles III England Coast Path !!
2022年の現国王チャールズ3世の即位を記念して命名された
新しいフットパスです。

イングランドとウェールズには16の National Trails(ナショナルトレイル)
と呼ばれる長距離ウォーキングのルートがあり サイクリング、乗馬が
楽しめるルートも含まれています。トレードマークはドングリ、
道しるべに ”どんぐりマーク”がついています。



因みに一番古いトレイルは 1965年開通したPennain Way、
イングランドの背骨に当たるような真ん中を突っ切るルートです。

ルートの詳細を見たい方はこちら 



King Charles III England Coast Path はイングランドの海岸線を
全て通れるように構想されたもので まだ全てが
開通しているわけではありませんが 全て通った際には世界で一番長い 
(4320キロ!)管理されたフットパスになるのだそうです。
4つのセンションに別れていて 今回歩いたのは
2 NORTH EAST 北東セクションの一部です。




スタートはSaltburn- by- the- sea 7.2キロのサーキュラーウォーク



パブ"The Ship" の後ろの丘を登っていくと King CIII Pathにジョイン
海岸沿いの道は もともとある ナショナルトレイル の1つ Cleveland Way




King Charles III Pathのサインはまだ準備できてないみたい




Saltburn -by-the-sea のビーチと桟橋


Huntcliff Nature Reserve

北海、冷たそ〜



崖っぷちを通っているのは 160年ほど前に開通したBoulby Line鉄道。
初めは旅客鉄道として始まったものの1960年からは近辺で採掘される鉱物、
スティール専用の貨物専用路線として使われているそうです。



Richard Farrington 作 大きなチャームブレスレット見たいな作品
正式な作品名は Circle
残念ながらオリジナルは壊されてしまって 今あるのは新たに作り直したもの



線路を渡って 牧草地を歩く
羊たちはみんな大きなお腹!2月ごろから子羊が生まれ出す時期だもんね


Saltburnまで戻ったら 浜辺を散策。
丘の上にある駅から海岸まで観光客を運ぶために作られた
1884年オープンの Saltburn Cliff Tramway
タンクに積んである水のカウンターバランスの原理を利用したフェニキュラ
UK では1番 世界では2番目に古い




今はひっそり 人も少ないけど 夏はきっと賑わってるんだろうなあ
Saltburn と聞くと ブラックコメディー スリラー 2023年の映画      を思い出しちゃうけど ここにはTVでも取り上げられた クラブブリオッシュ 
サンドイッチの Seaview Restaurant があるのです。
1月は改装中で食べれなかったけど 是非また来よ〜

Saturday, May 11, 2024

Horsehouse and Coverdale

 


今回のウォークはヨークシャーのCoverdale 

約10kmのサーキュラーウォークです


ヨークシャーデールズ国立公園は今年創立70周年を迎えています。
デールDaleはvalley 谷のことで 2,178Km平方の指定エリアの中にたくさんの谷があります。Ribblesdale, Dentdale, Wharfdale などなど、、、

今回のCoverdale は初めて聞いた名前、そしてスタート、ゴール地点の村Horsehouseも 聞いたこともなかった村の名前、村まで車で行く道もCAM GILL ROAD という初めて通る道。

この道が素晴らしい!今まで走ってヨークシャデールの道の中で1番!息を呑むような広大な景観、ヨークシャデールがまさにGod's Own Countryと呼ばれるのに 改めて納得してしまいました。


Horsehouseの村 パブと小さな教会がひっそり向かい合って立っていて お店も何にもない小さな村。でも 村の名前から伺えるように昔はロンドンからリッチモンドに向かう馬車や荷車が通るメインの街道沿にあたり 旅人たちが立ち寄る旅籠も賑わっていたそうです。


まずは 村からCover川に向かって坂をおり 橋を渡ります。


橋にちょこっと黄色で記してあるのは ヨークシャーデールズ国立公園のロゴ

今度は登り 海抜300mぐらいまで


Swinesideを通り過ぎたら West Scraftonの村まで下り坂


West Scraftonの村は 道端の花々も綺麗に整備されていてホリデーコテージもたくさんありました。1530年の修道院解体まではレノックス伯爵管轄の土地だったそうで  彼の息子である Lord Darnleyは West Scrafton Manor Houseで生まれたと言われているそうです。(Lord Darnleyは不審な死を遂げた メアリー スコットランド女王の2番目の夫、イングランド王 ジェームス1世の父)



West Scrafton 村から 川の対岸にあるCarlton村の眺め

この先はCoverをまた渡って 川の西側をHorshouseまで戻ります。



川沿の林の中はブルーベルでいっぱい

気持ちの良い10kmウォークでした

これからどんどんウォーキンにも良い季節!

次のウォークが楽しみです。