Friday, July 14, 2023

ピークディストクリトで砂岩の断崖ウォーク

 


今回のウォーキングは ダービシャーのピークディストリクト国立公園

スタートはロッククライミングのメッカCurbar Edgeで知られる

Curbarの村。 ここはダービシャーで一番家の平均価格が高い通りがあるポッシュな村です。


一周10kのサーキュラーウォーク。

ナショナルトラストのサイトにも紹介されている 登りも楽チン、歩きやすいルートです。



なだらかにちょっと登ったら 延々と続く丘の上の散歩道


もうすぐヘザーの季節


ちょうどルートの真ん中でパブのサインに遭遇


ローカル常連らしきお客さんとウォーカー達で大にぎわいのGrouse Inn

家族経営でアットホーム これぞ昔ながらの田舎のパブ!


ひとまず腹ごしらえ



残りのルートは Frogatt Edge 、Curbar Edge と呼ばれるグリットストーン/砂岩の断崖。
ピークディストリクトの断崖はロッククライマーに大人気。
ザラザラした砂岩の表面はクライマーにとって立ったり掴みやすいのだそうです。


本格派 発見!




お天気にも恵まれた 楽しいウォーキングでした。

Wednesday, May 10, 2023

ヨークシャーデールで鼠探しのウォーキング






今回のウォーキングはヨークシャーデール国立公園の正に真ん中
Hubberholme から 約8kmのサーキュラーウォーク。



Hubberholmeは パブ1件と教会と農家が何件かあるだけの小さな小さな村です。
教会の名前はSt. Michael & All Angels 
この村をこよなく愛した英国人 劇作家、小説家のJ.B.Priestleyが眠る場所。

もう1つ教会が有名なのは、そして今回ウォーキングに来た理由は
ここにいる 鼠を見つけるため!


Hubberholmeの村に着いたらRiver Wharfe / ワァーフ川のほとりに車を止めて
出発。必死に日焼け止めクリームを塗るドミニク。




12世紀の教会 St Michael & All Angels
オリジナルはノルマン時代の狩猟に使われた森の中に建てられた小さなチャペル。
のちに羊毛産業が栄え人口も増加し チャペルも増築され現在の大きさに。

さて 鼠探しはこの教会の中。



いた!いた!







この鼠達はヨークシャーの家具職人 Robert Thompson の作品。
英国のアーツ&クラフツの運動に感化された彼が20世紀初頭に立ち上げた家具のビジネス、トレードマークは樫の木で作られた家具に付いてる鼠の彫り込みです。
この会社は今でも続いていて 椅子やテーブルが購入できます。

ヨークシャーデールのでは 彼の鼠を見つけられる教会がまだまだあります。


教会の裏側に回りウォークのスタート



ワァーフ川沿に牧草地を抜けていきます。この時期は子羊でいっぱい。





ヨークシャーデールの川は水の色がGolden Brown というか、、、、ビールのビター色!
雨水が Moorland/モアランド 荒野のPeat/泥炭に染み込んで こんな色になるのだそうです。


Yockenthwaiteの大きな農家。
ここまで来たら 農家の裏側の丘を登ります。



なんか食べれそうだけど、、、




一休み。


途中細い横道を見つけ 進んでみたら見つけたWater Fall
周りにはブルーベル、ワイルドガーリック、サクラ草が咲いてて
ちょっとした秘密の花園ムード





ワイルドガーリックを摘みながら ブツブツ晩御飯のアイデアを呟いてる ドミニック、、。



晩御飯 スターターはワイルドガーリック、チリ、トマトのパスタとなりました。

 

帰り道、マスの養殖場のカフェで見つけたティータオル、衝動買い

Saturday, April 22, 2023

湖水地方のお気に入り Crummock Water

 


今回の小旅行は湖水地方の北東の町Cockermouthに2泊

Cockermouthは英国のロマン派詩人ワーズワースが生まれた町で 生家は今ナショナルトラスト の所有で公開されています。




ウォーク1日目
Rannerdale Knotts
約6Kmのサーキュラーウォーク




CockermouthからCrummock Water までは車で約20分、

B5289の湖に沿ってる道は湖水地方のお気に入りルートです。ギリギリすれ違えるぐらいの道幅に 突然羊が歩いてたりする、、、。

道沿いにある無料カーパークに車を止めてスタート。


初春に黄色い花をつけるハリエニシダ、くまのプーさんのお話に出てきます。



Squat Beck にかかる小さな橋を渡り 小川に沿ってなだらかな登り道

振り向くとCrummock Waterが見えます。

くるっと曲がってさらに登ると

頂上が見えてくる




雲の切れ間から差し込む太陽の光、 光芒。
神々しい〜



ウォーク2日目

今日は朝から晴れ予報、湖の周りをぐるっとゆったり一周するつもりが

結局もうちょっともうちょっとと登り続けてしまいました、、。



今日は最高のお天気、先ずは湖の辺りまで、、


Cinderdale Back に沿ってどんどん登ると折りたたみ椅子持参で休憩してるカップルに遭遇。

カーパークが彼方に見える、、、。

左に見えるのが前日登ったRannerdale Knotts

























Friday, March 17, 2023

英国で迷子石を見るならここ!Norber Erratics

 


久しぶりにお天気も良さそうなので 日帰りウォーキングに出かけることになりました。

天気は良くても山に登ると風は強そうだし、どこに行こうかと天気予報をチェックしながら決めたのが ヨークシャーの村 Austwick から 8Kmのサーキュラーウォーク。


Austwickは リーズから湖水地方に北上するときに通る お馴染みのA65から

ちょっと脇道に入ったところ、ヨークシャーデール国立公園の中にある村です。


オーストウィック ベック/Austwick Beckを渡ったらすぐフットパスの道しるべ、

Wharfe の村に向かって進みます。



今年初めてお目にかかる子羊。

毎年のことながら 可愛い〜〜〜


Whalfeの村を抜け丘のぼり







しばらく歩くとAustwick Beck にかかる石橋

水がプールのようにたまっているところは The Wash Dubと呼ばれ昔は年に2回春と秋に小川をせき止めてプールを作り羊飼いたちが羊を洗った場所だそうです。羊飼いたちの胸のあたりの深さまで水を溜めて 羊毛につく寄生虫を取るためゴシゴシ、近隣の羊飼いたちが集まる年間の恒例行事のようなもので20世紀の半ばごろまで続いていたそう、、、


ここを過ぎたらくだり坂


最高のお天気 遠くに見えるのは Bowland Woods


ここから寄り道するのは今回のウォークのメインスポット

Norber Erratics 

Norber は場所の名前 Erratics は 迷子石




丘を登りきったところに広がる平らな高原にはゴロゴロいろいろな形をした岩が散らばってあります。これが 迷子石。Norber Erratics は100個以上の迷子石があり英国でもとても有名、世界の地質学者たちの聖地なんだそ〜

初めて知った!迷子石なんて日本語も初めて知りました。


なんか 兎みたい


振り返る 鷹? わし?


なんか 可愛い、、、

迷子石は氷河によって削り取られた岩塊が 長い年月のうち氷河の流れに乗って別の場所に運ばれ その後氷河が溶けたことによって取り残された岩なのだそうです。

英国の最後の氷河時代は今から1万2千年あまり前の話、、

大きな石は硬砂岩でCrumackdakeからここまでたどり着いたもの。

この上の写真の岩は石灰石の柱の上にちょこんと乗っかってる。

地形を形成していた石灰石は侵食されやすく周りにはほとんど残っていないのに 大きな岩の下になっていたので侵食からまぬがれ柱みたいに残ってこんな形になったのだそうです。

迷子石、、そう言われると みんな悲しそうに遠くを見てる?